スポーツ
2011年にセ・リーグを制覇してから7年。最近では低迷が続く中日。落合博満監督が指揮していた頃は憎らしいほどの勝負強さを誇っていた。しかし、退任後は見る影もないほどにもろさを露呈してしまっている。その中日が再びあの強さを取り戻す道筋に迫りたい。
右肘の靱帯(じんたい)損傷で離脱しながらも、打者として復帰を果たした大谷選手。ピッチャーとしてもブルペンでの投球ができるまでに回復し、相変わらずの打撃で相手チームの脅威となっている。さらに、奮闘を重ねながら感動を与えてくれそうだ。
2006年に「ルールの国際化」を理由に禁止された二段モーション。それまで慣れ親しんだ投球フォームの修正を余儀なくされ、調子を崩す投手も少なくなかった。ところが、突如解禁となった二段モーション。投手たちにどのような影響をもたらすのかに注目だ。
晴れた冬の日にスキーやスノーボードで斜面を滑走すると、なんとも例えようがない爽快さを味わえる。自然を背景に風を切り、自力で滑り降りる感覚は非日常的な醍醐味(だいごみ)がある。ただし、滑降するのは人間だけではないのでご用心。
今や大リーグを席巻しているフライボール革命。海を渡り日本にも波は押し寄せつつあるが、野球に対する意識の相違や身体的な能力差などから万人向けの大革命とはいかないようだ。それでは、日本ならではの強みを生かした戦術を探っていきたい。
2007年から始まり、紆余(うよ)曲折を経ながらもファンの間で定着しつつあるCS。しかし、依然ペナントレースの勝率が5割を切るチームでも、日本一となる毒を残す現行のルール。年間で最強のチームを決する意味合いからも矛盾が生じてしまっている。
高野連が発表した調査によると、加盟校の部員数が15年ぶりに16万人を割り込んだ。さらに、高校野球の下支えとなる中学校の軟式野球部員も減少し続けているそうだ。一方、プロ野球の観客動員数は好調を維持している。この相反する状況の背景を探りたい。
今季から新しく導入されたリクエスト制度。際どい判定に対して監督がビデオ映像での検証を依頼できるものだ。明白な誤審が減るものの、その都度試合が中断してしまい、選手や観客の一体感に水を差してしまいがちだ。現状のリクエスト制度の課題を考察したい。
大リーグの球場では内外野席を問わず、グローブ持参で応援しているファンが日本よりはるかに大勢いる。なぜなら、打った球を観覧席で捕球すれば、大リーグ公式球をもらえるからだ。ところが、違った形で美技を見せ付けた女性がいたようで。
今季から新しく導入されたリクエスト制度。際どい判定に対して監督がビデオ映像での検証を依頼できるものだ。明白な誤審が減るものの、その都度試合が中断してしまい、選手や観客の一体感に水を差してしまいがちだ。現状のリクエスト制度の課題を考察したい。
世界の至るところで強さやたくましさを競い合っている。スペイン・バスク地方に古くから伝わる「石上げ」もその典型だ。強さへのあこがれは男性が持つ本能かもしれない。そして、ロシアでは風変わりな一対一の決闘で剛健さを角逐する男たちがいる。
日本大学アメリカンフットボール部の一連の騒動が物議を醸している。学生スポーツの閉鎖的なチーム環境や監督・コーチの絶対的な存在といった特殊性が明るみに出た。反則を犯した選手に非はあるが、それ以上に学生を取り巻く環境の問題点が浮き彫りとなった。
子どもの頃はどんな遊戯をしていただろうか。鬼ごっこをして遊んでいたのを思い起こす大人も多いはずだ。地域によって鬼遊びや鬼事とも呼ばれる鬼ごっこ。今や会話にすらあまり出てこないのではないだろうか。ところが、スポーツとして発展しているようだ。
阪神タイガースの鳥谷選手の連続試合出場記録が5月29日のソフトバンクホークス戦で途絶えた。今季は開幕スタメンこそ果たしたものの、打撃不振からベンチを温めることが多い。しかし、若返りの過渡期であるチームにとって、今こそ彼の力が不可欠なはずだ。
映画の影響でビリヤードが爆発的に流行した1980年代。待ち時間が2時間を越えるのもざらだったそうだ。ボウリング場にはビリヤード台や卓球台が併設されていることがあるので、存在は誰もが知っているはずだ。しかし、「玉突き猫」の誕生は知る由もなかった。
圧倒的な打撃でセ・リーグを制した2015年から一転し、2年連続でBクラスと低迷が続くスワローズ。今季も打線は他チームに引けは取らないものの、投手陣が踏ん張りきれず最下位に甘んじている。しかし、混セを面白くする「つばめ返し」から目が離せそうにない。
5月4日に激震が走った。イチロー選手が残り試合に出場しないとシアトル・マリナーズから発表されたのだ。選手登録を外れ、今後は会長付き特別補佐としてチームに帯同する。しかし、来季は選手としての出場があり得るとするが、事実上の引退なのだろうか。
まだ序盤戦とはいえ、セ・リーグで好調を維持する読売巨人。その要因の一つは岡本和真選手に代表される若手野手の活躍が挙げられるだろう。待ち焦がれた「右の大砲」の岡本選手はチームを背負って立つ存在となり得るのだろうか。
子どもの頃はどんな遊戯をしていただろうか。鬼ごっこをして遊んでいたのを思い起こす大人も多いはずだ。地域によって鬼遊びや鬼事とも呼ばれる鬼ごっこ。今や会話にすらあまり出てこないのではないだろうか。ところが、スポーツとして発展しているようだ。
1995年に野茂英雄氏が大リーグの重い扉を開けて以来、多くの日本人選手が最高峰の舞台に挑戦してきた。栄光のリングを輝かせる勝者もいれば、志半ばにして米国を後にする名選手もいた。その火花を散らす激戦を生き抜くために必要なものとは一体なんだろうか。
高校野球では真剣勝負の真っ最中でありながら、相手チームを思いやるフェアプレーを目にすることがある。雌雄を決する緊迫した場面でも忘れられることのない誇り高き気持ち。それは球児だけでなく、見守る者たちの心をも動かす崇高なものである。
高校野球は甲子園を目標に、野球一筋に打ち込んで猛練習を重ねるのが自然な流れだ。一方、進学校でありながら勉強と野球を両立し、夢の大舞台に出場するチームも決して珍しくない。高校球児にとっての文武両道とは、今どんな意味を持っているのだろうか。
人々が運動する動機は競技で結果を残すため、自らが目指す体型を手に入れるためなどさまざまである。何歳であっても「健康でありたい」願望を抱くもの。そんなありきたりが、文字通り音を立てて崩れてしまう。その衝撃たるや計り知れないが、教訓としたい。
ゴロを転がすよりもフライを上げる方が打率が上がる。これまでの野球の常識が引っ繰り返され、大リーグでは年間歴代最多の本塁打数が記録されている。日本球界でもフライボール革命が注目されつつあるが、大リーグでは早くも一歩先に進んでいるから注目だ。
アンリトンルールは野球のルールに記載されていない選手間の「不文のおきて」だ。特に大リーグでは日本プロ野球と比べて厳格に守られている。相手チームの誇りを無視し、敬意を欠いたプレーには容赦ない報復が待っている。そんな野球の不文律をご紹介したい。
オープン戦はレギュラー選手やベテラン選手にとっては調整の場である。一方、若手選手にとっては一軍生き残りを懸けた戦場と化す。それぞれの立場から残した成績は開幕後の成績に、密接な関わりを持ってくるのかを探ってみたい。
昨今どうも物騒な事件が増えた気がする。ところが、他殺などの凶悪犯罪は戦後直後と比較して激減しているから、情報化の普及によるところが大きいはずだ。しかし、もし厄介なことに巻き込まれたらどうすべきか。この師範の護身術が参考になるやならざるや。
プロ野球の各チームがキャンプインし、ついに球春が到来した。特に若手選手にとっては一軍定着を目指した熾烈(しれつ)な戦いが始まる。その戦いを制してレギュラーを奪い、新人王に名乗りを上げると思われる前途有望な若手たちを予想してみたい。
高校野球ではエースが1人でマウンドを守り、何百球も投げることがある。その姿は賞賛される一方、肩や肘を壊し、将来を嘱望される才能が開花せずに終わってしまうことさえある。選手や監督をはじめとして、関わる人たちはこの問題とどう向き合うべきなのか。
野球において盗塁はバッテリーに精神的重圧をかけ、試合の主導権を握るプレーになり得る。しかし、数字に表れない走塁にも、試合を決定づける力があるのだ。元読売ジャイアンツで「代走の専門家」と絶賛された鈴木尚広氏のプレーを中心に探っていきたい。