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格闘技師範の電光石火の早業!怖いくらいに俊敏な手の動き

護身術を指南する師範

昨今どうも物騒な事件が増えた気がする。ところが、他殺などの凶悪犯罪は戦後直後と比較して激減しているから、情報化の普及によるところが大きいはずだ。しかし、もし厄介なことに巻き込まれたらどうすべきか。この師範の護身術が参考になるやならざるや。

目にも止まらぬ高速拳法

道場の師範らしき男性が生徒たちを集めて護身術の指南をしている。それにしてもこの師範は手の動きは疾風のごとき速さ。目にも留まらぬ速さとはこのことだ。凶器を突き出されても一瞬のうちに相手に打撃を加えて叩き落としている。これだけ敏しょうならば、襲った相手もなすすべもない。

暴漢を立ち技、凶器、力業などに分類し、それぞれに対応する包括的な護身術を指導している。

余談になるが、別の武道の達人が刃物を持った暴漢に襲われた際の対処策を実演講演していた。その師範は自らの足をちょんちょんと指さしている。さも足蹴りをお見舞いするかのような雰囲気だったが、「こうするのさ」と言った途端に暴漢役の前から走って逃げ出してしまった。

つまり、殺傷能力の高い凶器を所持している暴漢からは「逃げること」も重要な戦術であるのを肝に銘じておきたい。

先天のパンチ力と後天のハンドスピード

正拳突き

最近では護身術を手ほどきする格闘技の道場や実用書などが多数存在する。しかし、これらを表層的に身に付けても、身体能力が伴っていなければ、あまり役に立たないはずだ。つまり、襲撃された際の身のこなし、特に手の動きが遅ければ反撃もままならない。

そこで重要になってくるのが天性のパンチ力と異なり、日々の鍛錬で一大飛躍を遂げられるハンド*1スピード*2である。ハンドスピードとはボクシング*3において手数を増やしたり、パンチ*4を放った後の隙を減らしたりする目的で重要視されている。護身においても、相手の間隙を縫う一撃を加えるには不可欠なはず。

ハンドスピードを向上させるために、パンチを打ってから素早く元に戻す習慣をつけるのが重要らしい。また、手だけに集中するのではなく、下半身を使ってたたく意識が大事なそうだ。

ハンドスピードが上がれば、護身術で学んだことをより一層生かせるはずだ。

ただし、ごく一部の女性が持つマウス*5スピード(早口)には対応できない。

(出典:YouTube

*1:【hand】手。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*2:【speed】はやさ。速力。速度。また、はやいこと。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*3:【boxing】拳(こぶし)を使って互いに相手を攻撃しあう競技。ギリシアに起こり、中世以後イギリスで行われた。現在ではロープで囲まれた競技場(リング)内で競技者は革のグローブをはめ、攻撃は臍(へそ)から上に限る。競技者の体重により、プロは17階級、アマは10階級に分かれる。拳闘(けんとう)。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*4:【punch】叩くこと。拳固でなぐること。特に、ボクシングで相手を打つこと。打撃。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*5:【mouth】口。口もと。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)