国産車
「元祖軽ハイトワゴン」や「軽自動車選びに迷ったらこれ」などと名誉ある形容をされている定番のスズキ・ワゴンR。今回は約11年前の3代目ワゴンRの中古車に試乗してみた。格安ワゴンRとして旬の1台を独自目線で臆することなく評価してみたい。
自動車業界が100年に一度の大変革期の到来と騒がれている昨今。日本においてはAT車の普及にはじまり、若者の車離れやエコの波を経験した。そして、車自体のモビリティ化の流れから現在に至っている。現代の車を鳥瞰(ちょうかん)し、語ってみたい。
これまで日産パイクカー3兄弟のうち、1987年の「Be-1」と1989年の「パオ」をご紹介してきた。今回は1991年登場の最後のパイクカーであるフィガロが一体どのような車種だったのかを捉えてみよう。加えて、パイクカー3兄弟を総括したい。
過日発売直前の新型ジムニーについて分析してみた。2018年7月5日に全貌が明らかになった新型ジムニー。公開された諸元を確認すると、久々に作り手の「強い思い」が伝わってくる秀逸な1台となっていた。改めて新型ジムニーの見どころをお伝えしたい。
いよいよ新型ジムニーが満を持しての発表だ。2018年6月18日に予告サイトを公開し、7月5日が発売日となっている。20年ぶりの完全刷新だが、評価するに当たって予防安全装備が付いたうんぬんは二の次でいい。発売直前にジムニーの核心を突いてみたい。
当時大きな社会現象ともなった日産・Be-1は40代以上の車好きならご存じのはずだ。1987年から1年少々の期間だけに限定販売されたBe-1だが、瞬く間に完売した。若者の車離れが取り沙汰される最近だが、今でも参考になる新鮮さがあるはずだ。
東南アジアにおいてもトヨタ・ハイエースは商用だけでなく、コミューターとして大活躍している。ところが、目をこらすとトヨタではないエンブレムを付けたハイエースも多い。これは果たして本物なのか偽物なのか。その背景とともに真実に迫りたい。
1976年から1981年まで製造販売されたジムニーSJ10型はいわば初代ジムニーの終着点だ。今でも根強い愛好者を持ち、中古車にもかかわらず、100万円を超える代物もある。40年が経過しても色あせないSJ10型に隠された魅力に迫りたい。
2016年7月で国内販売が終了していたトヨタ・RAV4が、2019年春に新型となって復活することが決定された。現在では海外販売の大きな立役者となっているRAV4であるが、その新型モデルは日本でも果たして人気を獲得するのだろうか。
2017年10月16日に日本で13年ぶりにトヨタ・ハイラックスが発売された。通算8代目となる新型はタイからの帰国子女である。実用車からレジャー用に、プラドへの吸収。そして、グローバル戦略車化など七色の変遷を遂げてきたハイラックスをご紹介したい。
新型ホンダ・N-BOX(エヌボックス)が再び好調な売れ行きだ。今や国内で一番人気である。一方、FIAT 500(フィアット チンクエチェント)も2017年は過去最大の販売台数を記録したそうだ。「国民車」という共通点があるN-BOXとFIAT 500を比較しよう。
MT車は国内で100台中1台程度しか売れていないご時世。しかし、FIAT 500SやAbarth(アバルト)、スズキ・スイフトスポーツ、スバル・WRX STIなど、楽しそうなMT車も健在だ。MT車に興味はあるが、踏み出せない。そんな方々に楽しみ方の基本をご紹介したい。
特に日本人が好む車種が「ミニバン」である。軽自動車から普通自動車まで豊富な種類が出そろっている。これらミニバンの元祖は「キャブオーバー型ワンボックス」である。その最高作と評価される2代目三菱・デリカスターワゴンをご紹介したい。
フルモデルチェンジされたスズキ・ジムニーがいよいよ発売されそうである。ジムニーは1970年の登場以来、1981年、1998年の2回しか全面刷新されていない希少な車種である。その歴代ジムニーの中でも最優秀モデルとの誉れが高いJA11型に改めて注目してみたい。
ジャパンタクシーは車名の通り、タクシー専用車としてトヨタが発売した新型車である。第一印象は「随分大胆な車名付けたものだ」と感じた。なぜなら、国名が入る車種は初めてだからだ。普通の新型車登場とは違った雰囲気に、何か底知れぬ意気込みを感じた。
「5ナンバー」は「軽自動車」と同様に日本独自の自動車規格である。その車幅が日本の道路事情にぴったり合った規格であることは大っぴらに宣伝こそしないが、自動車会社も認めるところだ。年々減少の一途をたどる5ナンバー車に、復権はもうないのだろうか。
トヨタが東京モーターショー2015で発表した小型版86ことS-FR。手が届きやすい小型FRスポーツという参考出品車だったが、どうも専門家がのたまうほどに興味が湧かない。真実の小型FRスポーツの原石となり得る、新興国向け世界戦略車のアバンザをご紹介したい。
ご年配の方なら三菱・ジープの響きに憧憬(しょうけい)を感じるだろう。三菱・ジープは米国製Jeep(ジープ)に端を発する「二番煎じ」の車種といえる。しかし、1953年~1998年まで日本において独自の進化を遂げた、類まれなる「亜種ジープ」でもあるのだ。
過日ホンダ・モンキーが50年の歴史に幕を閉じた。その記事を読んで目を疑ったのが「新車で40万円以上」の部分だ。軽自動車でも総額が200万円前後になり、どれもこれも高根の花となっている。限定的な切り口にはなるが価格上昇について探ってみたい。
2016年12月24日に発売されたトヨタ・C-HR。2017年上半期の統計で国内スポーツタイプ多目的車(SUV)新車販売台数1位となり、人気・知名度ともに急上昇中の車種だ。SUVながらサーキットで披露されたクロスオーバーの変種C-HRについてご紹介する。
三菱車の印象といえばダカールラリーやWRCでの活躍を思い浮かべる人も少なくないだろう。ランサーエボリューションもいまだ名車として人々の記憶にその姿をとどめているはずだ。今回はWRC連勝への懸け橋ともなった懐かしのランサーEXについてご紹介したい。
現行スズキ・ジムニーが1998年以来のフルモデルチェンジに踏み切ると話題沸騰中だ。ジムニーは初代誕生からの47年間で、たった2度の全面改良しか行われていない。いわば「異端児」への「3度目」はどうなるのか。ジムニー乗りの視点から考察してみたい。
FIAT 500の原型になったNUOVA 500の誕生は1957年である。わずか4年後の1961年にスバル・サンバーは誕生した。それから、2012年までの51年もの間、幅広く愛され活躍した名車である。NUOVA 500との意外な接点も交えて、サンバーを振り返ってみたい。
FIAT 500は発売から10周年を迎えた。2016年の小規模な変更を除き、初志貫徹してきた骨のある車種だ。それに対抗し得る新車の国産車は、20年ぶりの全面刷新のうわさが立つスズキ・ジムニーをおいて他にないだろう。そこで今回は、この2車を比較してみたい。
スズキ・セルボは、2006年から2009年にも製造された軽自動車だ。セルボの初代SS20型は、軽自動車ながらクーペボディー、NUOVA(ヌオーヴァ)500と同じRR駆動の高級車であったのをご存じだろうか。今回は、この初代セルボについてご紹介したい。
FIAT 500もさる事ながら、かつて日産が一世を風靡(ふうび)したPAO(パオ)。懐旧の念を起こさせる、負けず劣らずの優れた自動車である。今回はその「パオ」と80年代終盤から見た「レトロ」について迫っていきたい。
日本でもおなじみとなった現行FIAT 500はおしゃれさが売りだが、この車は本来コンパクトな庶民の足、大衆車である。そこで、サイズ的に一番近く、設計的にも国産コンパクトの王道といえるトヨタ・パッソとダイハツ・ブーンをFIAT 500とはかりに掛けてみたい。