運転・開発
自動車業界が100年に一度の大変革期の到来と騒がれている昨今。日本においてはAT車の普及にはじまり、若者の車離れやエコの波を経験した。そして、車自体のモビリティ化の流れから現在に至っている。現代の車を鳥瞰(ちょうかん)し、語ってみたい。
2007年に完全復活したアバルトは同年に復活を果たしたフィアット・500を格好の素材とし、新たな発展を遂げてきた。アバルト595について、車種構成やカルロ・アバルト氏の価値観などを交え、雑多にご紹介してみたい。
過日発売直前の新型ジムニーについて分析してみた。2018年7月5日に全貌が明らかになった新型ジムニー。公開された諸元を確認すると、久々に作り手の「強い思い」が伝わってくる秀逸な1台となっていた。改めて新型ジムニーの見どころをお伝えしたい。
いよいよ新型ジムニーが満を持しての発表だ。2018年6月18日に予告サイトを公開し、7月5日が発売日となっている。20年ぶりの完全刷新だが、評価するに当たって予防安全装備が付いたうんぬんは二の次でいい。発売直前にジムニーの核心を突いてみたい。
内燃機関を動力に用いた自動車が大きく発展途上にあったのは1980年代中盤までであった。その時代に開発に携わった技術者たちの列伝は興味深い。それでは、フィアット・500の先代に当たるヌォーヴァ 500の生みの親であるダンテ・ジアコーサ氏をご紹介しよう。
2018年5月21日にフィアット・500の60周年記念車である「500C 60th(チンクエチェント・シー・シックスティース)」が、全国限定50台で発売された。この限定車を評するとともに、切っても切れない60年前のヌォーヴァ 500の移り変わりを振り返りたい。
アルファロメオ初のクロスオーバーSUVであるステルヴィオが2018年6月25日に国内発売となる。月並みなせりふだが「お前もか」である。クロスオーバーSUVながら舗装路での走りに注力したステルヴィオ。その特徴を「SUV感」とともにご紹介したい。
東南アジアにおいてもトヨタ・ハイエースは商用だけでなく、コミューターとして大活躍している。ところが、目をこらすとトヨタではないエンブレムを付けたハイエースも多い。これは果たして本物なのか偽物なのか。その背景とともに真実に迫りたい。
昨今の自動車づくりは環境性能を漸次向上させる宿命を負う。その一つの名答がEV(電気自動車)であり、国産乗用車では日産・リーフに代表される。そんなさなかEVの新たなる方向性をチェコの新型車「ルカEV」が見事に示してくれた。その先駆者をご紹介したい。
1950年代から1970年くらいまでの日本を象徴するの風景の一つにオート三輪があった。国産ではダイハツ・ミゼットやエレクトライク。そして、イタリア産のものまであった。幾つか例を挙げつつ、オート三輪の昨今をご紹介したい。
2008年にインドのタタ・モーターズから発売されたNanoと呼ばれる車種が一部で話題になった。日本未発売だったが、当時28万円の世界最安値の小型乗用車であった。この車はわれわれが喪失しかけている「欲の少なさ」を思い出させてくれる。
MT車は国内で100台中1台程度しか売れていないご時世。しかし、FIAT 500SやAbarth(アバルト)、スズキ・スイフトスポーツ、スバル・WRX STIなど、楽しそうなMT車も健在だ。MT車に興味はあるが、踏み出せない。そんな方々に楽しみ方の基本をご紹介したい。
ジャパンタクシーは車名の通り、タクシー専用車としてトヨタが発売した新型車である。第一印象は「随分大胆な車名付けたものだ」と感じた。なぜなら、国名が入る車種は初めてだからだ。普通の新型車登場とは違った雰囲気に、何か底知れぬ意気込みを感じた。
「5ナンバー」は「軽自動車」と同様に日本独自の自動車規格である。その車幅が日本の道路事情にぴったり合った規格であることは大っぴらに宣伝こそしないが、自動車会社も認めるところだ。年々減少の一途をたどる5ナンバー車に、復権はもうないのだろうか。
トヨタが東京モーターショー2015で発表した小型版86ことS-FR。手が届きやすい小型FRスポーツという参考出品車だったが、どうも専門家がのたまうほどに興味が湧かない。真実の小型FRスポーツの原石となり得る、新興国向け世界戦略車のアバンザをご紹介したい。
現行のFIAT 500に搭載されるトランスミッションは、全車オートマチックの設定である。一にデザイン、二にツインエアと国産車にはない特徴を持つFIAT 500だ。その三番目の特徴とも言える「デュアロジックトランスミッション」にスポットライトを当ててみたい。
過日ホンダ・モンキーが50年の歴史に幕を閉じた。その記事を読んで目を疑ったのが「新車で40万円以上」の部分だ。軽自動車でも総額が200万円前後になり、どれもこれも高根の花となっている。限定的な切り口にはなるが価格上昇について探ってみたい。
国内の乗用車は2011年にオートマチック車の販売数が98・5%を占め、マニュアル車はまるでシーラカンスのような存在になってしまった。果たしてその「生きた化石」の復権はあり得るのだろうか。マニュアル車とオートマチック車の長所と短所を分析してみたい。
「グローバルプラットホーム」という言葉がよく聞かれるようになった。現在の自動車市場は生き残りを賭けて戦国時代さながらの状況にある。80年代、90年代までに各国産自動車メーカーが培ってきた特色を振り返りつつ、国産乗用車の未来を見つめてみたい。
オートマ車を運転し、シフトレバーをがちゃがちゃと操作することを、どのように捉えているだろうか。別段格好を付けているわけでもなく、れっきとした意味合いがあるのだ。その理由なども交え、オートマ車を上手に操作し、堪能できる乗り方をご紹介したい。