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2007年式の3代目スズキ・ワゴンR!中古車の試乗記

斜め前方から見た白色ƒの3代目スズキ・ワゴンR

「元祖軽ハイトワゴン」や「軽自動車選びに迷ったらこれ」などと名誉ある形容をされている定番のスズキ・ワゴンR。今回は約11年前の3代目ワゴンRの中古車に試乗してみた。格安ワゴンRとして旬の1台を独自目線で臆することなく評価してみたい。

3代目ワゴンRは手頃な中古車

後方から見た白色の3代目スズキ・ワゴンR

近頃では俗に「自動車評論家」の試乗記に加え、一般の所有者による自動車の評価もインターネット*1上にあふれている。これらの世に氾濫した記事を読むとき、どれほどの信用度があるかを読み手は考える。当然のことながら素人による偏見や誤評価は敬遠されてしまうはずだ。それらを十二分に頭に入れ、しっかりと吟味しつつも忌憚(きたん)のない意見をお伝えしたい。

今回借り出したのは2007年式3代目スズキ・ワゴンR「FX-Sリミテッド 2WD(MH22S型)」で、走行距離8万8000キロの車両である。3代目ワゴンRの生産販売期間は2003年9月~2008年9月の5年間であり、試乗車は同型の最終型となる。

1995年発売の初代ワゴンRで「軽ハイトワゴン」なる新境地を切り開いたスズキだ。1998年には2代目へと移行したが、これが現在の軽自動車規格に対応した初めてのモデル*2となる。そして、2003年に今回試乗した3代目ワゴンRに移っていった。

3代目ワゴンRは生産販売期間中の2003年に国内累計販売台数200万台、最後期の2008年に300万台を達成している。つまり、この型だけで100万台以上を販売した人気モデルだったと分かる。ちなみに、2007年には初めてワゴンRスティングレーもラインナップ*3に加わった。

これらの経緯からも3代目ワゴンRはいまだに町中で頻繁に目にするはずだ。中古車を検索してみても全国で3000台以上の「弾数」が見付かる。中には車両本体価格が80万円台に上るものもあるが、車両本体価格1000円や支払い総額10万円足らずの格安車も幅広くそろっている。格安の軽自動車が必須なら「今が旬の1台」だ。

それでは、実際に試乗してみての印象を次項で詳しくご紹介したい。

3代目ワゴンRの試乗記

斜め後方から見た白色の3代目スズキ・ワゴンRのエンジン

3代目ワゴンRは当時新型プラットフォーム*4を採用し、フロント*5サスペンション*6にはスバルと共同開発したものがおごられた。2代目ワゴンRでは左右上端が屋根に向かって絞られたデザイン*7だったが、この3代目では広げられた。それにより運転席に座ると室内が広く感じられ、ベンチシート*8との相乗効果で居心地の良い空間を作り出すことに成功している。

試乗車のFX-Sリミテッド 2WDに搭載されたエンジンは3代目ワゴンRの主力であったK6A型658cc直列3気筒DOHC*912バルブ*10の自然吸気エンジンだ。これに可変バルブタイミング機構VVTが装着されている。

試乗車に組み合わされたトランスミッション*11はコラムシフト*12式の4速AT*13である。この「FX-Sリミテッド 2WD」には当時からCVT*14も用意されていたが、より広い変速比が取れる副変速機付きCVTやアイドリングストップ*15機構は4代目ワゴンRから採用された。「エネチャージ」によるマイルドハイブリッド機構が搭載されるのは2012年登場の5代目まで待たなくてはならない。

2017年には6代目が登場したワゴンRであるが、3代目の走りを総称すると「今でも全く不満なし」である。40kW*16(54PS*17)/ 6500回転の最高出力と6.4kgm*18 / 3500回転の最大トルクで83キロの車体を引っ張るので、決して余裕があるわけではない。3代目ワゴンRに搭載されたVVTは負荷とアクセル*19開度を読み取り、吸気バルブのみ可変制御を断続的に行なっている。そのため、体感的には4000回転を超えるところで明らかに出力が盛り上がる。

広い幹線道路などの発進時に周囲の速い流れに付いていくには当該の特性を生かしてアクセル操作に少しばかりのコツが必要だ。Dレンジのまま発進し、「1速から2速」の変速までは半分くらいアクセルを開く。「2速から3速」へ切り替わると重い車体により加速力が鈍るため、2速の後半でアクセルを多めに開いておく。そして、4500回転ほどで3速に切り替わるようにアクセル開度を調整してやるとしっくりする。すると、4速に切り替わる頃合いには巡航速度に達し、アクセル開度をできるだけ一定に小さく開く燃費を稼ぐ走らせ方につなげることが可能だ。3代目ワゴンRは全車タコメーター*20付きなのもうれしい点だ。「AT車のタコメーター不要説」をたまに見掛けるが、前述したような操り方をするのに大変有用な装備であり、実際に加速時はタコメーターしか見ていない。

ハンドリング*21に関して試乗車はノーマルの155 / 65R13に対し、165 / 50R14の平たいエコ*22タイヤ*23を履いていた。それにより切れが良くなっているのも挙げられるが、スズキ軽自動車のハンドリングは昔からスポーティー*24でなかなか優秀である。電動パワーステアリング*25の味付けは適度に重い設定で若干不自然なところも認められるが、概してきびきびと走ってくれる。ただし、車体の重さと屋根の高さから「町中で過不及なく走れる」の類いだと認識してもらいたい。

先述した「燃費向上の装備」はあまり装着されていないだけに、3代目ワゴンRの燃費が気掛りなはずだ。上記のような走らせ方をし、試乗車で400キロほど走った満タン法での実燃費は17・0キロ / リッターであった。ただし、エアコンを付けると体感的に10%以上の出力を食われているため、できる限りオフにして走行したことを付け加えておく。

ハイブリッドカー*26となった最新型ワゴンRの実燃費は25・0キロ / リッターほどらしい。無論これには到底かなわない。しかし、経済的な部分にのみ着眼してみると、中古の3代目ワゴンRを総額20万円で購入したと仮定する。最新型の「HYBRID FX 2WD」を117・7万円の車両本体価格で購入した場合、差額をガソリン経費で元を取ろうすれば一体いつの日になるだろうか。

快適さと犠牲にされた部分

3代目スズキ・ワゴンRのエンジン

3代目ワゴンR「FX-Sリミテッド 2WD」は2004年11月に設定された特別仕様車扱いのグレード*27だ。今回試乗した車両は2007年5月11日に同型で最後となる一部変更を受けたときのモデルとなっている。

この最後の一部変更で新たに「FX-Sリミテッド 2WD」を含む一部グレードにキーレススタートシステムが採用された。リモコン*28キー*29をポケット*30に入れておけば、フロントの左右ドア*31もしくはバックのドアノブ*32下にある黒いぽち*33を軽く押すだけで、開錠・施錠ができる勝れ物である。運転席に乗り込んだ後であっても、そのままキーを差し込むことなくエンジンを始動できるから重宝するはずだ。

3代目のワゴンRは内外装は2代目よりワゴンRらしい質素で清潔感あるデザインながら、かゆいところに手が届く人気車であった理由が随所にうかがえる。フロントのベンチシートにしても肘掛けが備えられており、絶妙な使い勝手である。左ひじを添えて運転すると、身を乗り出しての前方確認だけでなく、長時間走行時の疲労低減や旋回時の体の支えなどを見事に担ってくれる。

リア*34シート*35も左右独立のスライド*36・リクライニングシート*37機構を備えつつ、一つの操作で前方に倒せば、通常の使用では事欠かない大きな荷室空間が出現する。

これらから見えてくるのは快適な「動く応接間」をどれだけ演出できているかである。つまり、これが車の本質といっても過言ではないはずだ。一方、快適さを追求する反面、幾つかの操作性の犠牲も見受けられる。

何より使いにくいのが、ステアリングホイール*38の左奥から30センチ弱ほど顔を出しているコラムシフト*39レバー*40である。過日AT車でも安全・快適に走らせるため、シフト操作を積極的に行うべきとする持論を述べた。しかし、3代目ワゴンRの欠点ともいえるコラムシフトレバーは漏れなく拒絶してくる。

それはDからシフトレバーを操作しようとすると、てこの原理*41が働いて1個の移動で的確に止める操作が困難なのである。Dから下げると2速・1速がある。「2速から1速」にはストッパー*42もなく、Dから一気に1速にレバーが入ってしまうことが多々あった。速度によっては急激なエンジンブレーキ*43で後続車から追突を受ける可能性もあり、危険である。この欠点を考慮したかは分かりかねるが、4代目ワゴンRからはインパネシフト*44式に変更されている。

そのため、辛うじてシフト操作が行なえるのはレバー先端のボタンでオーバードライブ*45である4速ギアをオンオフしてやるくらいのものである。これだけでも多かれ少なかれ役立つのだが、オフ時に間延びする賢いATではないため、加速時と同様に運転者が補ってやる必要がある。

もう一つ難点を挙げると、足踏み式のサイドブレーキ*46である。これは一旦踏み込むとサイドブレーキがかかった状態でロック*47され、再度踏むと解除となる仕組みである。つまり、増し踏みするには一旦解除せねばならない。レバー式サイドブレーキであれば、主ブレーキが故障時に緊急使用したり、雪道で路面状況を確認するために使用したりもできる。このような用途には一切使用のできない「使えないサイドブレーキ」である。

コラム式シフトレバーと足踏み式サイドブレーキの二つは「快適な応接間」を実現するため、切り捨てられた本来必要とされるべき事項である。

まとめ

日産・フィガロの運転席

今回は2007年式3代目スズキ・ワゴンR「FX-Sリミテッド 2WD(MH22S型)」の試乗記をお伝えしてきた。基本的には販促グレードのFXとも諸元はほぼ共通となるので、中古車購入の際に照らしていただければ幸いである。

新車時の車両本体価格は109・2万円だった今回の試乗車だが、11年を経た現在だと総額20万円そこそこでも購入可能な圏内となってくる。8万8000キロを走行していたが、駆動系の不具合はなかった。また、足回りも差し当たって目立ったへたりは見当たらず、良好な状態だった。ただし、内外装には経年劣化による多少の傷や汚れが存在していた。

これから当該車種あるいはK6A型エンジン + 4ATの車種を購入される方への助言として、VVT作動不良と4ATの不具合も高頻度で聞かれるので安物買いの銭失いにならないように注意したい。だから、過去の整備記録確認や保証付きを軽視しないのが賢明な選択となるだろう。また、新車から相当年数の経っている中古車は廉価な反面、どうしても運次第の部分もあるので、割り切って購入する思い切りも必要だ。

歴代ワゴンRの共通項は「大変優秀な車種」である。家族構成などにより諸条件は各人によって異なるが、3代目ワゴンRは手頃な移動手段としてふさわしい。ブレーキサポート機能やバックカメラなどは一切付属していないが、見通しのいい車体ゆえに車庫入れなども無難にできるはずだ。

若干の古さはあったが、見栄えも悪くなくて貧乏くささもない「3代目ワゴンR」。手軽に利用できる実力派だと実感させられた試乗であった。

(出典:スズキ株式会社

*1:【internet】世界規模のコンピューター‐ネットワーク。複数のネットワークを相互接続するもので、これに繫がるすべてのホスト‐コンピューターは固有のIPアドレスで識別され、ネットワーク間を中継する仕組みによって全世界での通信が可能。アメリカ国防総省が構築した実験的な軍事用ネットワークから発展した。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*2:【model】型。型式(かたしき)。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*3:【lineup】(ラインナップとも)顔ぶれ。構成。陣容。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*4:【platform】〔立つための台の意〕自動車生産で,異なった車種の間で共通に用いる車台。/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)

*5: 【front】正面。前面。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*6:【suspension】車輪に車体を載せ付ける装置。路面の凹凸を吸収し、車体の安定性、乗り心地をよくする。懸架装置。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*7:【design】意匠計画。製品の材質・機能および美的造形性などの諸要素と、技術・生産・消費面からの各種の要求を検討・調整する総合的造形計画。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*8:【bench seat】自動車の座席で、数人が並んで座れる長椅子形のもの。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*9:【double overhead camshaft】エンジンの吸気弁・排気弁を動かす構造の一種。2本のカムシャフトがシリンダーの上部に位置し、吸気弁・排気弁を別々に開閉する。ツインカム。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*10:(valve)管の途中や容器の口にとりつけ、気体または液体の出入りの調節をつかさどる器具。弁体を指すこともある。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*11:【transmission gear】自動車などの変速装置のギア。/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)

*12:【column shift】自動車で、ギア操作のレバーをハンドルの軸部分に設置した型。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*13:(automatic transmission)自動車などで、自動的に変速段の切替えを行う装置。自動変速装置。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*14:【continuously variable transmission】無段変速機。ギアを用いずに無段階で車のスピードを変えることができる。/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)

*15:(和製語 idling stop)燃料の節約や排出ガスの削減などのため、不必要なアイドリングを止めること。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*16:【kilowatt】仕事率・電力の単位キロワットを表す記号。/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)

*17:(Pferdestärke(ドイツ))(horsepower)動力(仕事率)の実用単位。1秒当り75重量キログラム‐メートルの仕事率を1仏馬力といい、735.5ワットに相当する。記号 PS 1秒当り550フート‐ポンドを1英馬力(746ワット)という。記号 HP,㏋,hp 日本では1999年以来仏馬力だけが特殊用途にかぎって法的に認められている。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*18:【フランス kilogrammètre】エネルギーまたはトルクの重力単位キログラムメートルを表す記号。/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)

*19:(アクセレレーター(accelerator)の略)自動車の、足でふむ加速装置。これをふむと気化器の絞り弁が開き、機関の回転数や出力が増す。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*20:回転体の各瞬間速度または一定時間内における平均速度を計る機械。回転数は直接指針または数字で示される。回転計。回転速度計。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*21:【handling】ハンドル操作。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*22:【eco】(エコロジーの略)環境に配慮すること。「生態」「環境」「環境保護」を意味する接頭辞。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*23:【tire; tyre】車輪の外囲にはめる鉄またはゴム製の輪。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*24:【sporty】スポーツ向き。服装・形などの軽快で活動的なさま。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*25:【power steering】ハンドルを軽く操作できるように、油圧・空気圧などによる補助動力機構を備えた自動車のかじ取り装置。パワステ。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*26:【hybrid car】ハイブリッド‐エンジンにより走行する自動車。効率の良い回転数域だけで内燃機関を利用したり、回生ブレーキで得た電力を電気モーターで利用したりできるので燃費が良い。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*27:【grade】等級。段階。品等。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*28:【remote control】離れたところから機械や装置の運転・制御を行うこと。遠隔制御。リモート‐コントロール。遠隔操作。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*29:【key】鍵(かぎ)。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*30:【pocket】洋服につけた小さな物入れの袋。かくし。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*31:【door】(洋風の)戸。扉。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*32:【knob】ドアなどの、ふつう丸型のとって。ノッブ。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*33:小さい点。ぽつ。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*34:【rear】後ろ。後部。リヤ。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*35:【seat】席。座席。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*36:【slide】滑ること。滑らせること。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*37:【reclining seat】乗物などで背もたれの傾斜角度を変えられる座席。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*38:【steering wheel】自動車のハンドル。//出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)

*39:【column shift】自動車で、ギア操作のレバーをハンドルの軸部分に設置した型。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*40:【lever】機械などを操作するための棒状の把手(とって)。槓杆(こうかん)。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*41:【梃子の原理】棒の1点を支点とし、小さな力を支点から遠い点(力点)に加えると、支点に近い点(作用点)で大きな力が得られるという原理。てこが釣り合っていると、力点、作用点における力F、Wと、支点からこの2点までの距離l、Lの間に、 Fl=WL の関係がある。l<Lの場合、作用点での力は小さくなるが力点よりも大きな動きが得られる。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*42:【stopper】動きを止めるもの。ドアや機械などの停止・固定装置。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*43:【engine brake】自動車の運転で、アクセル‐ペダルを放したとき、エンジンの圧縮抵抗やピストンの重みなどで加わる制動作用。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*44:【Instrument panel shift】ホンダ車がセンターパネル内にATのシフトレバーをレイアウトしたのが最初で、最近では他社も採用している。手が届きやすく操作しやすいことと、運転席から助手席へのウオークスルーに便利なため、ミニバン系のクルマに多く採用されている。また、マニュアル感覚でスポーティなシフトチェンジができるシーケンシャルモードを備えているものもある。/出典:大車林(三栄書房 2004年)

*45:【overdrive】自動車の変速装置で、車輪側の回転をエンジン側の回転よりも速くするギア。走行速度を下げずにエンジンの回転数を下げることができ、騒音・摩耗の減少、燃費の節約に役立つ。オーバー‐トップ。

*46:(和製語 side brake)自動車で、運転席の横にある手動のパーキング‐ブレーキ。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*47:【lock】錠をおろすこと。鍵をかけること。錠。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)