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恐る恐る階段を降りるコーギー犬の子犬が愛くるしい!

階段の途中でおじけ付いてしまうコーギー犬の子犬

幼い時は歩幅が短いため、階段を踏み外さないように用心していたものだ。特に段差がある上り下りは殊更だった。ところで、高低差に着意するのは身体能力の低い動物である人間くらいかと思ったら、そうでもないらしい。中にはこんなわん公もいるわけで。

犬にとっても下り階段は怖いもの?

階段の上に立って心配そうに下を向き、ちらりとビデオ*1を撮影する飼い主の顔色をうかがうコーギー犬の子犬。おじけ付いていたが、飼い主に鼓舞されて勇気凜々と1段下に。ただし、足の長さよりも階段の段差の方が高いため、「下りる」よりも「滑り落ちる」が適当な表現かもしれない。

わん公も分かっているからか、階段の側壁に体を預けて転落せずに下りているようにも見える。勢いに任せて一気に駆け下りると思われたが、恐怖心が頭をもたげたのだろう。くんくんと鳴きながら、きびすを返して一番上に戻ってしまった。

一番下まで下りられなかったコーギー犬。達成するには成長して足がもう少し長くなるか、肝っ玉が太くなる必要がありそうだ。いつしか階段を全て下り、飼い主に褒めたたえられ、尻尾を大いに振って大喜びするわん公の姿が見られるはずだ。

実は使役犬だったコーギー犬

舌を出して飼い主の方を見詰めるコーギー犬

コーギー犬の正確な犬種名はウェルシュ・コーギー。名前の通り、英国*2のウェールズ*3地方で牧羊犬*4として活躍してきた。特徴は胴長短足の体型とぴんと立った立派な耳。加えて、愛嬌(あいきょう)たっぷりのつぶらな瞳である。一度目にすると忘れられない強い印象がある。

体高は25~30センチほどと低くて足も短いため、一見すると牧羊犬として不向きのように思える。ところが、足が短く姿勢が低いことで、羊*5や牛*6の足間を巧みに擦り抜けて動け、誘導できるのだという。牧羊犬として活躍してきた歴史もあってか、小さい体なのに持久力があるそうだ。

また、コーギー犬は忠誠心が強い上、牛や羊も先導できるくらい頭が切れる。さらに、社交的な性格だから一緒に過ごす家族にとっては至れり尽くせりだ。しかし、元来牧羊犬で独特の体型もあってか、運動不足になるとストレス*7が蓄積されやすいので注意してあげたい。そのため、飼い主に向いているのは散歩やドッグラン*8にしっかりと連れていける「まめな人」だろう。

かわいらしい容姿だけでなく、賢く忠誠心もある優れ物のコーギー犬。一家のムードメーカー*9として適任であること間違いなしだ。

ミニスカ*10と同じで、短くても問題なさそうだ。

(出典:YouTube

*1:【videotape recorder】画像と音声をビデオテープにより記録・再生する装置。ビデオデッキ。ビデオ‐レコーダー。VTR/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*2:【Inglez(ポルトガル)・英吉利】(The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)ヨーロッパ大陸の西方、大西洋上にある立憲連合王国。グレート‐ブリテン島(イングランド・スコットランド・ウェールズを含む)と北アイルランドおよび付近の900以上の島々からなる。面積24万2500平方キロメートル。人口6338万(2011)。民族は主にアングロ‐サクソン人とケルト人。宗教は、ヘンリー8世時代以後、国教会を主とし、プロテスタント各派とカトリックがある。産業革命の発祥国で、政党政治・責任内閣制がよく発達。首都ロンドン。江戸時代、日本ではエゲレス・アンゲリアなどと称した。イギリス。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*3:【Wales】イギリス、グレート‐ブリテン島南西部の半島を占める地方。1284年イングランドに併合。1301年以来、イギリス皇太子をプリンス‐オブ‐ウェールズと称する。住民はケルト系が多くウェールズ語と英語を使用。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*4:放牧中の羊の見張りや誘導をするように訓練された犬。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*5:(「ひ」は「ひげ」、「つ」は「の」、「じ」は「うし」の意という)ウシ科の哺乳類。8000年以上前からの家畜。毛は灰白色、柔らかくて巻き縮む。角はないものもある。性質は臆病で常に群棲。毛は毛織物の原料、肉は食用、脂・皮も用途が多い。世界各地、特にオーストラリア・ニュー‐ジーランド・アフリカ・南アジアなどで多数飼われ、メリノ種をはじめ800種以上の品種がある。緬羊(めんよう)。羅紗綿(ラシャめん)。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*6:ウシ目(偶蹄類)ウシ科の一群の哺乳類の総称。体は頑丈で角をもち、尾は細い。草などを食い反芻(はんすう)する。家畜の牛は、絶滅した野生牛オーロックスを起源とする。和牛は黒色のものが多く、朝鮮牛は赤褐色で小形。肉牛・乳牛・役牛のそれぞれに多くの品種があり、肉・乳は食用、皮・骨・角なども種々の用途がある/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*7:【stress】種々の外部刺激が負担として働くとき、心身に生じる機能変化。ストレスの原因となる要素(ストレッサー)は寒暑・騒音・化学物質など物理化学的なもの、飢餓・感染・過労・睡眠不足など生物学的なもの、精神緊張・不安・恐怖・興奮など社会的なものなど多様である。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*8:(和製語)犬を放して遊ばせる専用の施設。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*9:(和製語 mood maker)その場の雰囲気を盛り上げる人。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*10:【miniskirt】丈がひざ上より短いスカート。ミニ。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)