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泥沼に夢中のわん公!どっぷり漬かって出てきやしない?

沼で遊んで泥んこの犬

お風呂やプールに入っていると、特に快適というわけでもないのに外に出るのが面倒になることがある。このような感覚は泥沼においても当てはまるのだろうか。本動画に登場する「お騒がせ犬トビー」の例を基に検証してみよう。

すっかり泥沼の住人と化したわん公

雪景色の中にぽつんとある焦げ茶色をした沼。そこで夢見心地になっているのはトビーという名の白い犬だ。ただし、補足しておかなければならない。泥沼に体だけでなく頭まですっぽり漬かりきったため、全身が真っ黒けになっているのだ。もはや元の姿形が全く分からない「新しい生き物」になっている。

飼い主の女性が何度も泥沼から出るように叫んでいるが、トビーはどこ吹く風と遊び続けている。他の犬たちは飼い主に従順で、雪路を歩いてどこかに向かっているのに、集団行動を乱してもへっちゃらのトビーには困ったものだ。

最後になって、やっとこさ思いが通じたのだろうか。重い腰を上げて泥沼から上がって雪道を歩き始める。トビーは言わずもがな、全身が褐色なままである。真っ白な雪の光景との対比が絶妙で、くすくすと笑ってしまう。

泥風呂の効果・効能とは?

泥まみれのゴールデンレトリバー犬

ちなみに、人間向けの泥風呂は2000年以上前のエジプト*1に、既にその存在が確認されている。また、泥を使用した美肌パック*2も当時からあったようだ。

肌質改善のために泥を応用する美容法は国内外のスパ*3でも行われており、あまたの商品が販売されているほどだ。泥は水に比べて熱容量が高く保温効果もあるため、中に漬かると体の芯から温まるのだとか。

とはいえ、泥風呂と泥沼では全く温度が違うのだが、「美意識の高い」トビーにとっては大した問題ではなかったようだ。水が大好きな犬にとっては温度も清濁も二の次であることがよく理解できた。

しかしながら、泥んこトビーが「いい沼だな、あははん」とほえたかどうかについては今のところ未確認である。

(出典:YouTube

*1:【Egypt】アフリカ北東端部とシナイ半島を占める共和国。1517年からオスマン帝国の支配を受けたが,1882年イギリス保護領となり,1922年王国として独立。52年自由将校団のクーデターにより王制を廃し,翌年共和制に移行。砂漠が広く,人口はナイル川流域に偏在している。北東部にスエズ運河がある。古代エジプト文明の発祥地で,ピラミッド・スフィンクスなど遺跡が多く,世界有数の観光国。石油・綿花・米などを産出。住民の大部分はアラブ人。首都カイロ。面積100万平方キロメートル。人口7870万(2008)。正称,エジプト・アラブ共和国。〔「埃及」とも当てた〕/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)

*2:【pack】美容法の一。皮膚を人工の被膜でおおって外気を遮断すること。毛穴の汚れをとり,血行を良くし,肌を引き締めるなどの効果がある。/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)

*3:【spa】温泉。鉱泉。 美顔・痩身(そうしん)・リラクゼーションなどのサービスを提供する施設。/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)