命知らずの稲妻野郎？マウンテンバイクで急斜面を激走！
この広い世の中、いかなる危険も顧みない怖いもの知らずが存在する。いや、向こう見ずと表現した方が妥当かもしれない。彼らにとっては生きるか死ぬかの崖っぷちの緊張感こそ、最大の満悦なんだろう。そして、この傾斜を疾走している冒険野郎も同類のようだ。
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断崖絶壁を攻めまくり！
マウンテンバイクで岩がむき出しになっている傾斜の急な斜面を疾走している。乗り手の体には小型のビデオカメラ*1が取り付けられているようだが、斜面は遠くまで見渡すことができない。つまり、行く先に断崖があり、一歩間違えたら命を落としかねないような悪路を滑走していることが分かる。
視界が広がらない走路をかっ飛ばすなんて、見ているこちらが冷や冷やしてしまう。冒険には危険が付き物とはいうものの、想像の域を大きく超越していた。まさに超えに越えていた。
この乗り手はひるむ様子などみじんも見せず、急斜面を跳躍して通過したり、曲芸のように宙返りしたりしている。終盤も豪快に決めて見事にゴール*2。
心臓の弱い方にはお薦めできないが、アクション*3映画を見ているかのような臨場感にあふれているのも確かだ。
「こいつはただのばかじゃない。保証書付きのばかだ」と万客から拍手喝采を受けたのだろうか。無論冒険者にとって「ばか」はこの上ない褒め言葉であるはずだ。
この競技の後援者は大のスポーツ好き
これはレッドブル社が後援しているBMX*4の動画だ。レッドブルといえば「赤い牛」が商標の飲料製造会社だが、所有主が無類のスポーツ好きでF1*5チーム*6やサッカー*7チームまで持っている。
加えて、飛行機を駆使して飛行技能や機体能力を競争するエアレース、スノーボード*8、BMXといった、緊張感満点の競技の後援者をしていることでも有名だ。
本業で成功を収め、そこで得た資金で好きなスポーツに投資する。さらに、スポーツを通じて自社が消費者に与える印象を良化していく。スポーツの愛好家にとっては「理想的な人生」のはずだ。
悪条件の走路もなんのその、むしろ身に迫る危険を勇気に変えるかのように疾走する乗り手の胆力には恐れ入った次第だ。
われわれも人生に無数とある険しい道や落とし穴を物ともせず、それを興ずるかのように、歩んでいきたいものである。
（出典：YouTube）
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*1:【video camera】ビデオ画像を撮影するためのカメラ。／出典：スーパー大辞林3.0（三省堂 2014年）
*2:【goal】競走・競泳などで，着順の決まる一番最後の地点。決勝点。／出典：スーパー大辞林3.0（三省堂 2014年）
*3:【action】動作。行動。 俳優の演技。特に格闘などの荒々しい演技。／出典：スーパー大辞林3.0（三省堂 2014年）
*4:【bicycle motocross】モトクロスを自転車で行う競技。専用の自転車を使用し，荒れ地のコースで行う。／出典：スーパー大辞林3.0（三省堂 2014年）
*5:【Formula One】国際自動車連盟の規定する単座席のレースのうちで最高の性能と格式をもつレースの分類。世界各国を転戦する選手権シリーズ戦を行う。／出典：スーパー大辞林3.0（三省堂 2014年）
*6:【team】競技で対戦する，それぞれの組。／出典：スーパー大辞林3.0（三省堂 2014年）
*7:【soccer】ボールを手以外の足から頭までを使って扱い相手のゴールに入れてその点数を争う競技。一チームは一一人で構成され，ゴールを守るゴールキーパーだけは一定範囲内に限り手でボールを扱うことができる。アソシエーション-フットボール。蹴球(しゆうきゆう)。ア式蹴球。／出典：スーパー大辞林3.0（三省堂 2014年）
*8:【snowboard】雪の斜面を滑り降りるための細長い板。また，それを使って行う競技。板の上に両足を固定し，スキーのようなストックは使わないで滑り降りる。競技には，速さを競う種目，ジャンプ・ターンの巧みさを競う種目などがある。スノボ。〔1990年代中頃から急速に普及〕／出典：スーパー大辞林3.0（三省堂 2014年）
