鮮やかな身のこなしのロボット!ぴょんぴょん跳ねて宙返り
近来ロボットの進化は著しい。見た目も動きも人間にそっくりなロボットが発明されている。中には人間さながらの軽業的な芸をするものまで現れている。ただし、日進月歩の世界においても「失敗は成功のもと」と最後の一こまが物語っているのだ。
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心技体を併せ持つロボット?
この踏み台に飛び乗り、台の上で反転しているロボットの名はアトラス。ボストン・ダイナミクス社というロボットを開発している企業が作り出したロボットだ。
何せこのアトラスは体の凹凸が人間の模造である。その上、体の動かし方が人間そのものと言っても過言ではない。台の上で反転した後に、ふらふらしながらも釣り合いを取るために、少し体が横に揺れるところなど、誰もが心当たりのある動きのはずだ。実は中に人間が入っているのではと疑いたくなるほどである。
圧巻なのは台の上からの後方宙返り*1だ。膝をしっかり曲げてばねを利かせ、ちゅうちょなく美麗に決めてくれた。着地も文句なしで、ついつい「10点満点」と叫びたくなるような「演技」だった。
その直後に両手を上げてガッツポーズ*2らしき身ぶりも見せている。運動能力のみならず、愛嬌(あいきょう)も文句なしといったところだろうか。
縮まるロボットとの距離
近年ロボットが多種多様な場面で実用化されるようになってきた。以前から存在する工業用ロボットはその一環であるし、最近では政府主導で介護ロボットの導入が推進されるようになってきた。また、趣味の分野では人型ロボットのアイドル*3までも出現している。
改めて考えてみると、介護ロボットなどの機能を提供するものから趣味の部類のロボットまでと裾野が広がっている。世界には、ただならぬ情熱とこだわりを持って、ロボットの進化に尽力してきた偉人たちが大勢いることを実感させられた。
ともかく、ロボット技術はわれわれの想像をはるかに超える速さで発達しているようだ。それこそ、世界各国のロボットを集めた「ロボット・オリンピック」が開催されるやもしれない。そして、近未来には100m走でウサイン・ボルト氏の世界記録を打ち破るロボットが現実化しそうだ。
あえて「ロボットの完璧」を否定した最後の一幕に親近感を抱かされ、ほっと安堵(あんど)の胸をなで下ろしたのは私だけではなさそうだ。
(出典:YouTube)
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