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なんとしても関心を引きたいわん公?知らず顔の飼い主!

飼い犬の柴犬を無視し続ける飼い主

愛犬家が犬を愛してやまない理由の一つは一度信頼関係を築き上げたら、飼い主に対して忠誠を尽くし切ってくれることだろう。そして、あらゆる手段を使って飼い主からの愛情をほしがるのが実にかわいらしい。ところが、あえて無視したらどうなるのだろうか。

構ってもらいたいわん公を知らんぷり

この動画は柴犬*1の飼い主が、愛犬からのちょっかいをことごとく無視し続けたときの反応を収めたものだ。

そんなことを知る由もないわん公。書き物をしている飼い主に甘え声を出しながら口にくわえボール*2を見せようとしたり、鼻先で腕を突っついたりしている。それでも、飼い主はわん公をほったらかしにして観察を続ける。

すると、わん公は飼い主の腕をくんくんと嗅いでみたり、腕の間に顔を出したりと、有りと有らゆる手段を用いて振り向かせる構えを見せる。さらに、飼い主の顔をぺろぺろとなめて半ば強引に作業をやめさせようとするも失敗に終わる。

うんともすんともしない飼い主に万策尽きたと判断したのだろうか。わん公はついに観念して引き返しながら飼い主の元を去っていく。哀愁が漂う去り際が物悲しい。

しつけとして愛犬を無視する

じっと見上げる柴犬

しつけをする前に愛犬との信頼関係を構築しておかなければならない。「無視がつらい」と愛犬が感じるからこそ意義があるわけで、それすら皆無の状態で実行しても今後のしつけに悪影響を及ぼす可能性すら否定できないから要注意だ。

次に、愛犬が気に掛けてほしいときにする行動を見逃さないように観察してみるべきだ。例えば以下のような行動がよく見られるが、その中から日常的にすべきでないことを決めればよい。

愛犬が飼い主に構ってほしいときにする行動の一覧

  1. あおむけになって腹を見せる
  2. あごを乗せる
  3. 甘がみをする
  4. 一緒に寝る
  5. 後ろを付いてくる
  6. 大声でほえる
  7. 顔をなめる
  8. 体を擦り寄せる
  9. くんくんと鳴く
  10. しっぽを振る
  11. しつこく飛び付く
  12. 前足を乗せる

家族の一員である愛犬と末永く共存していくために、当該の問題行動を起こした際に無視することも有効的に学習させる手段の一つとなる。つまり、なんでもかんでも愛犬に対して過剰反応をしてしまうと「許容された行動」と誤認してしまい兼ねないのだ。ふさわしくない行動をしたときは愛犬にも分かりやすいように、アメとムチを使い分けて教育してあげることも愛情の裏返しであるはずだ。

しかし、いつまでも無視し続けるのでは問題点が愛犬に伝わらなくなってしまう。悪癖が直ったなら、速やかに褒めてあげよう。

不審者を飼い主に知らせるため、しきりにほえることもあるはずだ。だから、ほえる行為自体をやめさせるのではなく、愛犬の意図をしっかりとくみ取ってから行動の好悪を判断したい。

ちなみに、「猛犬注意」の貼り札がしてある家からがさっそうとチワワ*3現れたときには突っ込み*4を入れてもよさそうだ。

(出典:YouTube

*1:日本犬の一品種。小形・短毛で耳は立ち、巻き尾。毛色は多く赤褐色。本来はウサギなどの狩猟犬。天然記念物。しばけん。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*2:【ball】ゴムまたは革などで作ったまり。球。また、球状のもの。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*3:【Chihuahua】イヌの一品種。メキシコ原産。体高20センチメートル、体重3キログラムほどで、最小の品種。ふつう短毛で、耳と目が大きく、体色はさまざま。愛玩用。シーワワ。チファファ。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*4:漫才で、相方のぼけに対して鋭く指摘すること。また、そのような役の者。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)