人生は旅だ

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ドラゴンボールマニアが手製の筋斗雲で海岸沿いを飛ぶ?

海沿いの道を筋斗雲に乗って滑走する悟空のコスプレをした男性

秋葉原はオタクの聖地としても名高い。コスプレを至る所で目にするので「別世界」と紹介されほどだ。最近では扮装(ふんそう)する文化が海外にも広まりつつあるらしい。外国人が日本に興味を持つ機会が増えるのは日本人として喜ばしい限りだ。

黄色の雲に乗って街路をすいすい

原作鳥山明氏の漫画「ドラゴンボール」の主人公に愛着があるのは日本人ばかりでなさそうだ。孫悟空のコスプレ*1をした外国人男性は衣装だけでなく、筋斗雲をかたどったスケートボード*2に乗るという熱の入れようだ。

この架空の乗り物「筋斗雲」を具現化し、海岸沿いから町中まで軽快に走ってみせたのだ。行き交う人々の反応もおおむね良好なようだ。漫画さながらの様子に一笑したり、スマートフォン*3に収めたりと十人十色の反応も愉快である。

それにしても、風を切って滑走する男性の爽快感がこちらまで伝わってくるほどだ。海辺の街に引き立つ光景を見て、思わず乗ってみたい衝動に駆られてしまう。ただし、相当の速度が出ているので電動だと予想されるが、事故を起こしたときは「孫悟空」ではないことを忘れてはいけない。

途中小型犬に猛追される一幕があったが、ピットブルのような闘犬の類いでなくて良かった。実は孫悟空が一番恐れたのは道路交通法違反の告知に来る警察だったのかもしれない。

世界に誇れる日本の漫画とアニメ

机の上に並べられたドラゴンボール

日本の漫画やアニメ*4は世界中から支持を受けている。例えば「キャプテン翼」、「ドラえもん」、「ドラゴンボール」は根強いファン*5がいることでも有名だ。また、21世紀に入ってからも「ワンピース」や「ナルト」は登場人物のみならず、物語の奥深さでも欧州を中心に受けた。そして、記憶の新しいところでは日本でも大ヒット*6したアニメ映画「君の名は」が世界92カ国で「Your Name」の題名として上演された。

このような背景からもアニメや漫画のコスプレや関連商品の人気に火が付くのは当然の状況といえる。この動画の男性に似たファンは各地にごまんといるはずだ。中には自前でコスプレの衣装から小物まで作り上げてしまう熱狂的な愛好者もいるそうだ。

しまいにはドラえもんの格好をして「どこでもドア」を自力で製作する奇人が現れるやもしれない。

根を詰め過ぎて「どこまでもドア」にならなければいいのだが。

(出典:YouTube

*1:(コスチューム‐プレーの略)漫画・アニメ・ゲームなどの登場人物の扮装をして楽しむこと。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*2:【skateboard】スポーツ用具の一種。平地や斜面を滑走するため、足を乗せる板に車輪をつけたもの。滑走しながら、回転などの技を競う。スケボー。サーフ‐ローラー。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*3:【smartphone】様々な情報処理機能を具えた携帯電話。オペレーティング‐システムを持ち、アプリケーションを追加して機能を拡張でき、多くタッチパネルで操作する。スマホ。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*4:【animation】少しずつ動かした人形、または少しずつ変化させて描いた一連の絵などを一こまごとに撮影し、これを連続映写して動きの感覚を与える映画・テレビ技法。漫画・劇画映画・テレビ番組の制作に使用。また、その映画・テレビ番組。動画。アニメ。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*5:【fan(アメリカ)】スポーツ・演劇・映画・音楽などで、ある分野・団体・個人をひいきにする人。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)

*6:【hit】大成功。大当り。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)