人生は旅だ

よもやま話に花が咲く

パンツ一丁に赤面!一瞬たりとて隙を見せるべからず

いきなり開く更衣室のカーテン

どんなに用心深くても、時にはふと気を抜いてしまう。湯船に漬かっているときや用事が一段落して食事をしているときもそうだ。一人になれる時間が張り詰めた気持ちを緩めるのだろう。本来は試着室にも当てはまるはずなのだが、そうでもないこともあるようで。

2017年10月24日:用字用語の整理。

醜態をさらした目前に広がるのは?

ここは劇場内の更衣室。舞台に立つ役者とおぼしき人たちが準備をすべく試着室に入っていく。すぐさま中年の女性たちががそそくさと椅子を並べて着座する。そして、着替えてパンツ姿になる役者。やにわにカーテンが持ち上がり小恥ずかしい思いをするという正統派のどっきりだ。

だまされる側も役者だから、どっきりの企画だと感づくや否や、笑いの一つでも取るのかと思ったら必ずしもそうでもない。慌てふためいてカーテンを閉めようとしたり、下着を隠そうとしたりなど、気が動転している様子もちらほらと見て取れる。このような素の反応がどっきりの楽しさを後押しする。

舞台に立つ直前の役者たち

顔を両手で隠して恥ずかしがる少年

ミュージカル*1でもコメディー*2でも舞台は一発勝負の場。あらゆる失敗は許されないし、せりふ忘れなどは言語道断だろう。ちなみに、中川家の漫才で中川剛氏が時々せりふを度忘れしてしまっているが、最終的には笑いに連結させているので「あっぱれ」である。

役者たちは入念に自分の役割を再確認しつつ、本番の出番に備えているはずだ。そんな緊迫感に水をさされても逆上しない紳士ばかりで、穏やかで落ち着いた雰囲気に終始している。

余談になるが、役者が素っ裸になって登場他したり、猛獣に入れ替わっていたら、どんな想定外の結末が待っていただろうか。

女性たちにも「一泡吹かせる」逆転のどっきりも痛快に違いない。

(出典:YouTube

*1:【musical】第一次大戦後アメリカで独自の発達をとげた,音楽・舞踊・演劇を巧みに融合させた総合舞台芸術。イギリスのコミック-オペラから発生し,アメリカ的な機知や好みをもつ音楽劇として発達した。/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)

*2:【comedy】喜劇。/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)