乗車すること自体が危なそう?信じられない各国の列車
旅するときは電車でがたごと揺られながら移動するのも悪くない。ところが、海外の場合は異様な雰囲気だったり、どこか物騒だったりすることがある。今回ご紹介するのは世界各国を運行している、見るからに危険なにおいがぷんぷんする列車の数々だ。
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2017年10月24日:用字用語の整理。
頻繁に死者が出る列車?
まずタイからは、市場の敷地内を縦断している線路。路上に敷かれた商品がすれすれで、あわや踏みつぶされそうなほどだ。台湾の「平渓線」も商店街を駆け抜けるが、勝るとも劣らぬ印象である。
そして、インド、ネパール、バングラデシュからは、乗客が車内には収まりきらずドアにつかまったり、屋根の上に大あぐらをかいていたりする人だらけ。
「屋上への乗車が原因で多くの人が死傷している」と英語の説明がさらっと表記されているが、事故死した方の家族や親友にとっては、たまったものではないだろう。
もっとも、彼らは、はじき出されたり、振り落とされたりする危険を熟知しているはずだ。それなのに目的地に急ぐのは、せっかちなのか、列車の本数がよほど少ないのか。いずれにせよ、その土地の習慣に従うのが処世の法などとまねてはいけない。
改めて実感する安全のありがたみ
この番組には、「世界の車窓」でよりすぐるられたような風光明媚(めいび)な風景や特徴的な鉄道が紹介されている。しかし、鉄道を敷設しているさなか、多くの人が亡くなっている。それを知らされると、不安定な足場や過酷な作業環境の中で絶命した方たちの無念さがひしひしと伝わってくる。
乗客や周囲の安全を保証して運輸することこそ鉄道の務めだと思う。しかし、一部の地域においては、維持・保守は二の次で、乗客をさばくことに躍起になっている。そんな安全第一とは程遠い現実が垣間見える。
帰国の途につき、家路に向かう列車の中。「予定よりも5分ほど遅れて…」の車内アナウンスを耳にして、日本の素晴らしさを再認識させられたのは、きっと私だけではないはずだ。
(出典:YouTube)
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