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目の前の石こう像が突然動き出す!ぎょっと驚く人たち

動く石こう像に両手を挙げて驚く女性

洋の東西を問わず、変装を使った「どっきり」は常とう手段だろう。その場に溶け込む手間はかかるだろうが、偽装自体が滑稽だ。また、だまされ役も憤激までには至らず、おとがめなしなので安心して笑える。では、この彫像に対する反応はいかほどか。

2017年10月24日:用字用語の整理。

石こう像を持ち上げようとすると?

舞台になる書店には年季がはいっているたんすの上に、これまた古色蒼然(そうぜん)とした書物がずらりと並べられている。そして、たんすの一隅には今回の仕掛け者である石こう像が、満を持して待機している。あとは、段ボールに箱詰めすることを催促されただましの標的が、じっとしているはずの石こう像にびっくり仰天させられるだけだ。

そんな簡単明瞭なからくりにしてやられた人たちが、実に各人各様の「驚き桃の木さんしょうの木」を披露してくれるのが愉快で、ついついにんまりしてしまう。

願わくば、熱々の飲み物をこぼしたり、ペットの蛇が暴れ出したりなどの、だましだまされが逆転する「お仕置きのどっきり」も期待したが致し方ない。

単純な仕掛けゆえに脚色がらくちん?

横顔の彫像

肖像や縫いぐるみなどの無生物が、なんの前触れもなく急に動き出す。これと同種の「どっきりのねた」は、どうやら日本だけでなく海外でも定番のようだ。一杯食った方の反応が、はっきりしているのも人気の要因だろう。

この手の扮装(ふんそう)は無害なことがほとんどである。しかし、某校の文化祭にご来場された年長者が、銅像を装った仕掛け者に、失神してしまった事例もあるようなので注意が必要だ。つまり、何事も思慮分別をもって楽しむべきなのだろう。

銅像だけに「どうにも同情の余地がない」となってしまうはずだ。

(出典:YouTube