人生には取り返しのつかない失敗が付き物だ
人間は誰しも失敗をする。その度合はピンからキリまでだ。笑い飛ばせるものから、逆鱗(げきりん)に触れて、さらし者にされるものまである。ただ、自らの経歴が失墜するほど甚大な失敗ならどうだろう。あなたなら立ち直れるだろうか。
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2017年10月24日:用字用語の整理。
本拠地のファンの面前でまさかの大ちょんぼ
舞台は2012年11月22日、場所はNFL*1ニューヨーク・ジェッツの本拠地メットライフスタジアムで、強豪ニューイングランド・ペイトリオッツに対峙していた。14点を追っ掛ける地元のジェッツは若手QB*2サンチェス選手を中心に劣勢を挽回しようとしていた。
そして、サンチェス選手がボールを持って急進しようとしたが、味方選手の出っ尻に激突してしまい、落球する。間もなく敵方にボールを奪取され、あっさりタッチダウンを許し、ここで試合の大勢を決してしまう。劇的な反撃の光景を期待していた地元ファンは、激怒するやら開いた口が塞がらないやらで、大きなため息が出たはずだ。
一生の不覚
NFLファンの間では「Butt fumble」と呼ばれる大ちょんぼを境に、サンチェス選手のキャリアは暗転する。翌2013年シーズン終了後にジェッツを解雇され、その後はどのチームに移籍しても控え選手扱い。チームの事情によって、ばっさりと人員整理される余剰戦力扱いになってしまう。
大都市ニューヨークでファンの期待を背負った男のフットボール人生が、この日をきっかけに暗転した。もはや、サンチェス選手をエースQBとして迎えるチームは皆無だろう。大勢が見守り、地元ファンも応援する感謝祭の試合で失策したことは、痛恨の極みに違いない。
スポーツでのミスは避けられないから同情を禁じ得ない。しかし、取り返しのつかない過ちがあることを頭に入れておいた方がよさそうだ。
(出典:YouTube)
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