子猫が塀を乗り越えて脱走?子犬が必死に阻止する!
ペットショップの脇を歩いていると犬や猫などが身を乗り出して外の様子を見詰めていることがある。彼らも外の世界が気になるのだろうか。外に出たい衝動は人間も動物も共通のようだ。とにかく「実行あるのみ」と行動に移した子猫の運命は果たしていかに。
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ひたすらに子猫の逃走を食い止めようとする子犬
プラスチック*1のおりから脱出しようと思い切り飛び越えようとする子猫。おりの側面に足を滑らせながらも、なんとか体の半分を外側に出し、あとは降りるだけの状態だ。
ところが、隣接していたおりにいた子犬が二本足で立ちながら目いっぱいに背伸びして子猫を捕まえようとする。寝そべっていたのに急激に起き上がっての行動だ。
すると、それまで脱走する好機をうかがっていたかにみえた子猫が、子犬の方向に体を翻した。もしかしたら、最初から子犬のおりに行きたかったのかもしれない。
結局子猫は引っ張られて子犬のおりの中に着陸。どこまで本気で外に出ようとしていたかは疑問だが、脱出を未然に防げて「一件落着」といったところ。
子犬もこれまで壁越しにいた子猫がそばに来て喜悦の至りだったのだろう。尻尾を力強く振って、子猫の顔をなめて、全身から「うれしさ」があらわになっている。
猫の「家出」で怖いのは?
ペットショップや動物園から動物が逃げ出したニュースを度々耳にすることがある。数年前に名古屋市で動物園からニホンザル*2が逃げ出し、1週間後にやっと捕獲されたという出来事があった。
このときの猿は騒動を巻き起こしたり、負傷したりすることはなかったようだが、動物が脱走時にけがや事故に遭遇する事例は後を絶たない。
話題を猫に戻そう。猫が家出をした場合、1週間以内に戻ってこないと見つかる可能性は極めて低くなるそうだ。猫はいったん自分の縄張りから飛び出すと、そこには戻らない習性があるのが原因だとか。
さて、この子猫はどのような動機で脱出しようとしたのだろうか。まさか世知辛い世の中にへきえきしたからであるまい。いずれにせよ無事で何よりだ。
おっさんよ、「その壁」は乗り越えない方が身のためだ。
(出典:YouTube)
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*1:【plastics】可塑性があり,加熱により軟化し,任意の形に成型できる有機高分子物質の総称。天然のものと合成品があるが普通は後者(合成樹脂)をさす。フェノール樹脂・メラミン樹脂・ポリエチレン・ポリ塩化ビニルなど多くの種類があり,日用品・機械部品・建築材料などに広く用いられる。/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)
*2:オナガザル科のサル。頭胴長約60センチメートル。体は暗褐色の長い毛におおわれるが,顔と尻は裸出して赤色,尾は短い。頰(ほお)には食物を一時納める袋がある。植物を中心とした雑食性。三〇~一五〇頭で群棲(ぐんせい)する。群れは秩序だった優劣関係から成り,一頭のリーダー(ボス猿)がいる。日本特産種で青森県北部から屋久島まで分布。山林に生息する。にっぽんざる。ましら。やえん。/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)