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地理クイズ!あなたはこの国の場所を答えられる?

タイ王国の位置を考えている2人

今回は統計学でも「海外に無関心」のレッテルを貼られることが多い、米国人に質問している。旅行したことがある国なら、瞬息の間に回答できるはずだ。しかし、たまに紙面をにぎわす「あの国」がどこにあるかを的中することはできるだろうか。

2017年10月24日:用字用語の整理。

アジア各国の位置を当てるのに四苦八苦

この動画は出題された国について、各組があれやこれやと雑談し、地図から正解を選び出す遊びだ。その国がどこいらにあるか、どんな輪郭かを考慮して絞り込んでいく。

出題されたのは順番に以下の6カ国である。

  1. ラオス*1
  2. タイ*2
  3. シリア*3
  4. フィリピン*4
  5. イラン*5
  6. バングラデシュ*6

年間100万人近くの米国人が訪れる、旅行先として人気のタイ。米国の在住アジア系移民としては、中国に次いで多数を送り出しているフィリピン。この2カ国は日常的な接点の多さも手伝い、正解者が続出したのかもしれない。また、イランはイラン革命を初めとして、北朝鮮と並ぶ反米感情の高い国の一つなので、注目されているのではないだろうか。

バングラディッシュではなくバングラデシュ

バングラデシュ国旗

残りの3カ国は正答率が低い。シリアはISによるテロ行為などの報道で周知された感がある。しかし、本動画が公開されたのは、大規模テロの起きる以前である。米国の日刊新聞紙であるニューヨーク・タイムズで「世界一不思議な国」と紹介されたラオスは、ベトナム戦争で米国とも密接に関係していただけに意外だった。バングラデシュはインドから独立したことが頭に入っていないと皆目見当がつかないはずだ。ただ、日本人なら日の丸に類似した国旗、日本を上回る慮外な人口などにより記憶しているかもしれない。

いずれにせよ、米国人にとってアジアは「遠い国」だと思われている節がある。

地理を知れば、お得がいっぱい?

部屋に置かれている地球儀

国土の大小を問わず、地理は国家戦略に多大な影響を及ぼす。そして、各国の戦略の延長線上にある戦争や交易が歴史の一部分を形成している。すなわち、地理に通暁していることで、歴史の理解に一助となるはずなのだ。

また、最適な旅程を立てることにも貢献してくれる。飛行機の使いどころや引き返す時期の判断材料にもなるだろう。さながら地の利を生かした軍師のごときだ。

ただ、地形がどれだけ有利でも、「人の心」には勝てないことを忘れるべきではないだろう。

(出典:YouTube

*1:【Laos】インドシナ半島北東部にある人民民主共和国。メコン川中流東岸に位置し,国土の大部分を山岳・高原が占める内陸国。米・チーク材・スズなどを産する。住民はラオ族が主で仏教を信奉。1893年フランスの統治下に入ったが1953年独立。75年に立憲君主制から共和制に移行。首都ビエンチャン。面積24万平方キロメートル。人口612万(2009)。正称,ラオス人民民主共和国。〔「羅宇」とも当てた〕/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)

*2:【Thai】インドシナ半島の中央部とマレー半島の北部を占める立憲君主国。中央部をチャオプラヤ川が貫流する。米・サトウキビ・トウモロコシ・スズ・天然ゴムなどを産出。主な住民はタイ族。南方仏教が盛ん。首都バンコク。面積51万4千平方キロメートル。人口6338万(2008)。タイランド。旧称,シャム。正称,タイ王国。〔「泰」とも当てた〕/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)

*3:【Syria】西アジアの地中海東岸,今のシリア・レバノン・ヨルダン・イスラエルを含む地域。七世紀以降イスラム化が進み,一六世紀以降第一次大戦までオスマン帝国の支配下にあった。 地中海の東岸にある共和国。1946年フランス委任統治領から独立。羊毛・オリーブ・綿花を産する。住民はアラブ人でイスラム教を信奉する。首都ダマスカス。面積18万5千平方キロメートル。人口2044万(2010)。正称,シリア・アラブ共和国。〔「叙利亜」とも当てた〕/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)

*4:【Philippines】フィリピン諸島を占める共和国。主な島はルソン島とミンダナオ島。米・マニラ麻・ココヤシ・サトウキビ・バナナなどを産する農業国。スペイン領・アメリカ合衆国領を経て1946年独立。住民はマレー系,大部分がカトリック教徒。主要言語はフィリピノ語であるが,都市部では英語が普及している。首都マニラ(大マニラ)。面積29万9404平方キロメートル。人口9401万(2010)。正称,フィリピン共和国。〔「比律賓」とも当てた〕/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)

*5:【Iran】西アジアのイラン高原を占めるイスラム共和国。国土の大半が砂漠で,北はカスピ海に,南はペルシャ湾に臨む。石油資源に富む。住民の多くはインド-ヨーロッパ系で,ペルシャ語を用い,イスラム教(シーア派)を信奉する。ゾロアスター教の発祥地。アケメネス朝・パルティア王国・ササン朝を経て,七世紀中頃アラブ人の支配下にはいりイスラム教に改宗。1925年パフラビー朝成立,35年国号をイランと改称。79年イラン革命により王制廃止。首都テヘラン。面積164万8195平方キロメートル。人口7042万3千(2006)。旧称ペルシャ。正称,イラン・イスラム共和国。〔「伊蘭」とも当てた〕/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)

*6:【Bangladesh】インド半島の北東部,ベンガル湾に面する共和国。ガンジス川の下流域を占め,米・ジュート・茶の産が多い。もとのパキスタン東部で,1971年パキスタンから独立。住民はベンガル人。イスラム教徒が多い。主要言語はベンガル語とビハリ語。首都ダッカ。面積14万4千平方キロメートル。人口1億4231万9千(2011)。正称,バングラデシュ人民共和国。/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)