足をまるで手のように使ってハンバーガーを食べる軟体女性
柔軟さは洗濯のときに衣類に対して活躍するだけではない。人付き合いや健康の維持にも欠かせないはずだ。また、身体が柔らかいと大けがが少なく、器用に動ける印象もないだろうか。そんなうらやましくもある特長を生かして奇妙なことに挑戦した女性がいた。
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えび反りになって両足でハンバーガーをつかむ
ここに登場する一見きゃしゃなソフィー・ドッシは米国出身の16歳の女性だ。体操選手兼ユーチューバーの独特な経歴の持ち主で、ユーチューブ*1のチャンネル登録者数は約1年で100万人を超える人気者だ。
そんな彼女の特長は軟体動物のような異常ともいえるほどの身体の柔らかさ。常人には信じがたい柔軟性を駆使して、数々のパフォーマンス*2を披露している。
今回そんな彼女が挑戦するのは背中を大きく反らしてエビのようになり、両足を頭の前に持っていき、目の前にあるハンバーガー*3をつかむというもの。このような背骨が折れんばかりに曲げた格好はヨーガ*4で見たことがあったとしても、これで何かを食すのは斬新だ。
目の前に置かれたハンバーガーは両足を器用に使いこなし、ひょいと持ち上げてぱくりと食べる。周囲の観客と化したお客たちも、これにはさすがに仰天した様子。さらに、彼女の両足からハンバーガーを口にした男性も、人生で一度切りとなる経験ができたはずだ。
警官に注意を受ける一幕もあったが、挑戦は見事に成功を収めた。行儀の悪さは気掛かりなものの、回りに迷惑が掛からず、楽しんでもらえたなら目をつぶれそうだ。
身体の柔軟性で思い浮かぶアスリート
体を資本とするアスリート*5たちも身体の柔軟性は重要な要素であることが多いのではないだろうか。そんな一流アスリートの1人は今季から大リーグに挑戦する大谷翔平選手だ。彼は手の甲を腰に当てた状態で、両肘を真正面に向けられるくらい柔らかい。
ところが、意外にも44歳にして第一線で活躍するイチロー選手の身体は硬いことで有名だ。柔軟性が高過ぎることによる欠陥もスポーツ科学*6の発展により、指摘されている。そのため、なんでもかんでも柔らかさを追究するのではなく、目的に合った体作りが重要になってくるはずだ。
勝負事には必ず波がある。だから、考え方の「柔軟性」も忘れるべきではなさそうだ。
(出典:YouTube)
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*1:【YouTube】動画サイトの一つ。無料で動画を視聴・公開できる。2005年開設。06年アメリカのグーグルが買収。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)
*2:【performance】上演。演奏。演技。スポーツでのプレー。また、人目をひくための行為。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)
*3:【hamburger(アメリカ)】ハンバーグ‐ステーキを丸いパンに挟んだもの。バーガー。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)
*4:【yoga(梵)】(瑜伽(ゆが)と音写)古代から伝わるインドの宗教的実践の方法。精神を統一し、物質の束縛から解脱(げだつ)をはかる瞑想法。後世、身体的修練を重んじるようになり、現在では健康法の一つとしても行われる。ヨガ。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)
*5:【athlete】運動選手。特に、陸上競技の選手。/出典:広辞苑 第七版(岩波書店 2018年)
*6:スポーツを研究対象とする諸科学の総称。スポーツ医学・スポーツ生理学・スポーツ心理学・バイオメカニクス・スポーツ哲学・スポーツ史・スポーツ人類学・スポーツ運動学・スポーツ社会学など。/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)